445メートル沖に伸ばす案を決定、LNG陸揚げ施設の建設反対に対応

  • 03 May, 2021
  • 早田健文
445メートル沖に伸ばす案を決定、LNG陸揚げ施設の建設反対に対応
政府・与党は、反対運動が起きている桃園市沖でのLNG陸揚げ施設の建設について、現在の計画よりさらに445メートル沖に伸ばす代替案で合意した。(写真:CNA)

行政院と与党・民進党立法院党団は3日、建設反対運動が起きている桃園市沖でのLNG(液化天然ガス)陸揚げ施設について、現在の計画よりさらに445メートル沖に伸ばす代替案を提出することで、合意しました。

LNG陸揚げ施設は、貴重な天然資源である「藻礁」を破壊するとして、環境保護団体などを中心とした建設反対運動が起きています。環境保護団体が発起した建設の是非を問う住民投票が、規定数以上の署名を集め、8月に投票が行われる予定となっています。

今回の代替案は、建設推進を主張する政府・与党が、反対派を説得するためのもので、現在は海岸から740メートル沖に建設することで進められている計画を、さらに445メートル沖に伸ばすというものです。これにより、海岸から1.2キロメートル沖に離すことで、「藻礁」に対する破壊を減らそうというものです。これに伴って、150億台湾元(日本円およそ590億円)以上の経費を増やす必要があり、完成は現在の予定の2022年12月から、2025年6月に先送りされます。

これに対して、「藻礁」の保護運動を進めている環境保護団体は、これまでもLNG陸揚げ施設をさらに沖に出す代替案については、受け入れないとの立場を繰り返しており、成り行きが注目されています。

関連のメッセージ

本分類最新more