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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ナルワンアワー(月曜日) - 2021-10-18_日本のアニメの吹替声優にも注目!優れた声優に与える賞の設置を検討中

  • 18 October, 2021
ナルワンアワー(月曜日)
2022年の「金鐘獎」には素晴らしい声優たちを称える賞が新たに増えるかもしれない。(写真:2021年の金鐘獎公式HPよりスクリーンショット)

台湾では今も、様々な日本のアニメが中国語に吹き替えられて放送されています。

私が見かけただけでも、ドラえもんや、ちびまる子ちゃん、名探偵コナン、スラムダンク、あたしンち、などなど…たくさんあります。

そして面白いのが、どのアニメも、なんとなく日本のオリジナルの声優さんに雰囲気が似た声がキャスティングされていて、中国語なのに何だか違和感なく観ています。

しかも、キャラクターによってはセリフに時々、台湾最大の方言である“台湾語”がよく出てきて、台湾の人たちにより親しみのわくような吹替になっていたりします。

そんな、台湾のアニメの声優さんたちにも、これからスポットが当たるようになるかもしれません。

先日、立法院の質疑応答の中で、与党・民進党の蔡易餘・立法委員が、日本のアニメ「こちら亀有公園前派出所」の主役、両津勘吉の中国語吹替を持ち出し、「中国語と台湾語を混ぜて話す吹替は日本のオリジナルを越えていると思う人がおおいのでは」と語り、台湾には日本や韓国のように声優に関する賞がなく、政府は声で表現する芸術の促進に誠意がないのではないかと問いかけました。

それに対して文化部の李永得・部長が、来年のテレビ・ラジオ番組賞である「金鐘獎」でアニメーションの声優に対する賞を作ることを検討すると語りました。また、声優はテレビに限定したものではなく、ラジオや布袋戲(ポテヒ)などでも活躍しているので、声を基準にした別の賞を作る方法も検討しているそうです。

テレビ番組賞の項目の一つとして声優部門を設けるのか、日本の「声優アワード」のように別の賞となるのか、詳細はまだ検討中のようですが、台湾の声優さんたちに大きなスポットライトが当たるようになりそうですね。

しかも、台湾で紹介される海外のアニメの多くは日本の作品ですので、その作品と合わせて声優さんが紹介されることで、その日本のアニメ作品も更に台湾で広く知られるようになりそうです。楽しみですね。

ちなみに、最近ではネットフリックスで台湾のドラマも人気を集めていますが、蔡易餘・立法委員は、ネットフリックスで今、注目を集めている韓国のドラマ「イカゲーム」は、英語、日本語、韓国語などの音声の他に、繁体字中国語、英語の字幕を付けて国際市場に打ち出しているが、一方で、同じくネットフリックスで注目の台湾ドラマの「女の幸せマニュアル」は、中国語の音声と、繁体字中国語の字幕があるのみであると指摘。

よく台湾の市場は小さいと嘆いているが、見直す必要がある。問題は台湾の市場が小さいのではなく、国際市場で戦う決心がないことだとしました。

このことについて李永得・部長は、異なる言語の吹替や字幕については、特に字幕においては、政府は関係補助計画を設けていて、もし制作会社が必要とあれば補助金を出すことができると説明しています。

これまでの流れだと、日本側がいいなと思ったドラマの放映権を買い取り、日本側で日本語字幕などを付けているわけですが、製作側の台湾で日本語の吹替や字幕を付けていれば、製作側自らそのドラマを送り込むことができるので、市場がぐっと広がります。

今後、もしかしたら、日本語の吹替や字幕が付いた台湾ドラマも続々と登場してくるかもしれませんね。

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