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農業委員会、バンレイシ・レンブ輸入禁止問題でWTOに提訴

  • 20 September, 2021
  • 早田健文
農業委員会、バンレイシ・レンブ輸入禁止問題でWTOに提訴
中国大陸は、20日から台湾産のシャカトウとレンブの輸入を一時停止すると発表。これは、バンレイシ(釈迦頭、シュガーアップル)。(写真:台東県)

行政院農業委員会は、中国大陸の海関総署が害虫のコナカイガラムシを複数回検出したたことを理由に、台湾産のバンレイシとレンブの輸入を一時停止したことについて、WTO(世界貿易機関)に提訴することを準備しています。

行政院農業委員会は20日、この問題ですでに中国大陸に対して書簡を送り、台湾側には問題がないことを主張しており、9月末までに中国大陸からの回答が得られなければ、10月にWTOに提訴する予定だと表明しました。

農業委員会は、中国大陸側が19日午前9時に台湾側に通知し、翌日20日から輸入禁止措置を実施したことについて、中国大陸側の行為は国際的なルールに違反していると指摘しています。

農業委員会の陳吉仲・主任委員は19日、中国大陸は故意に中秋節の連休にこの決定を発表しており、「政治的な意図」が非常に明らかだと指摘しています。また、中国大陸による輸入停止措置に対応するため、10億台湾元(日本円およそ39億円)の経費を用意すると発表しました。

農業委員会は、国際ルールによると、輸入地で臭化メチルを使って燻蒸処理を行えば輸入できることになっており、輸入を停止する必要はなく、双方が科学的根拠を基に協議を行って改善措置を強化することができ、また期限を決めて改善することが可能で、中国大陸のように一方的に輸入を禁止することはないと主張しています。

農業委員会によりますと、中国大陸で今回輸入が禁止されたバンレイシとレンブの台湾から中国大陸への輸出は、今年1月から9月19日までの間、バンレイシが2万8956トン、レンブが3710トンでした。台湾の果物の輸出は、いずれも中国大陸向けが輸出全体の9割を超えています。

農業委員会では、中国大陸が今年3月に台湾からのパイナップルの輸入を禁止した時と同様、中国大陸以外への輸出ルートの開拓を強化すると共に、台湾の消費者に対して、バンレイシとレンブについても、消費を増やすよう呼びかけています。

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