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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ウーロンブレーク(2021-07-22)オリンピックで流された原住民族の歌「老人飲酒歌(酒飲む老人の歌)」

  • 22 July, 2021
ウーロンブレーク(木曜日)
郭英男さんのアルバム『Circle of life』。(写真:アルバムカバー)

台湾の原住民族の歌は、かつてオリンピック大会の開会式で流されたことを、ご存知ですか?

それは、台湾東部に暮らす原住民族、アミ族の郭英男さんによる「老人飲酒歌(酒飲む老人の歌)」です。

「老人飲酒歌(酒飲む老人の歌)」は、老人、飲酒、歌と書きます。アミ族の収穫祭の期間中に、集会所に集まる部族の長老たちが酒を飲みながら歌う民謡です。歌うときは、まずは1人が歌い出し、そのほかの人は複数のパートに分かれて、その歌声に重なるように合唱するのが特徴です。

1988年、郭英男さんはフランスの世界文化会館(Maison des cultures du monde)の招きに応じてフランスで「酒飲む老人の歌」を披露し、大きな反響を呼びました。後にヨーロッパの音楽プロジェクト「Enigma(エニグマ)」は1993年、「酒飲む老人の歌」を自身の新曲「Return to Innocence」のイントロとして引用。1996年、「Return to Innocence」がアトランタオリンピック開会式の歌に選ばれたことで、郭英男さんの歌声が世界中に広がりました。

エニグマが郭英男さん本人の承認を得ずに歌を引用したのは著作権違反です。しかし、そのおかげで、郭英男さんの「酒飲む老人の歌」が国内外で最も知られている台湾原住民族の歌となりました。この歌は、今ではアミ族の間で、「オリンピックの歌」と呼ばれていましたよ。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

 

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