:::

Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(木曜日) - 2021-11-04_「東北季風」

  • 04 November, 2021
きょうのキーワード(木曜日)
「東北季風」が吹くと台湾北部や北東部では曇りや小雨の日が多くなり、気温や体感温度もぐっと下がる。(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは「東北季風」。

台湾もようやく本格的な秋の気配がやってきましたが、台湾北部では、毎年秋から冬にかけて「東北季風」と呼ばれる季節風が吹きます。

その名の通り北東から吹く季節風のこと。

大陸からの高気圧が南下し、寒冷前線が東シナ海を通過して台湾近海に達したとき、台湾では北東から強い風が吹きます。

台湾の北部や北東部ではこの「東北季風」と呼ばれる季節風の影響を受け、曇りや小雨の日が多くなります。

しかも水分をたっぷり含んでいるので、「東北季風」が吹くと、気温や体感温度もぐっと下がります。

冬に台北に遊びに来た観光客が、日本より南だから温かいと思ったのに…と言っているのをよく耳にしますが、この「東北季風」の影響で台北の冬は寒いんです。

しかもこの「東北季風」は台湾で有名な気象現象を生み出していて、生態系や市民の生活にも影響を与えています。

本来であれば高緯度や中高地に生息するはずの植物が、地形や気候の関係で標高の低い場所に生息する「北降現象」が起こっていたり、「東北季風」が北部エリアに吹くと、風上側で雨が降り、台湾北西部の新竹や苗栗に到達するときには、先に雨が降ってしまった関係から、風は乾燥して冷たくなり、台風並みの強い風となって吹き付けます。これは「九降風」と呼ばれていて、新竹の名物であるビーフンは、その「九降風」を利用して作られています。

また、影響は北部だけではありません。「風吹砂」と呼ばれる現象が台湾南部でも起こります。これは、台湾南部の砂の海岸で、「東北季風」によって海岸の砂が陸地に積もるという現象が、特に台湾南部・恒春エリアの龍磐草原から佳樂水にかけての一帯で見られます。

天気予報を見ていて「東北季風」というワードが出てくると、あぁ、秋が来たなぁ~と思います。

皆さんも、秋冬に台湾を訪れたら、天気予報で「東北季風」をチェックしてみてくださいね。

Program Host

関連のメッセージ