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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送宝島再発見 - 2021-06-12_端午の節句の帰省はタブー!台南市は農民暦で防疫対策をPR

  • 12 June, 2021
宝島再発見
6月14日は旧暦5月5日に当たり、台湾では「端午節(端午の節句)」とされ、国定休日だ。今年は土日を含めて三連休。政府と各地方自治体は、帰省がもたらす感染拡大を防ぐため、各種の防疫対策を打ち出している。そのうち、特に注目を集めたのは、南部・台南市交通局が出した「農民暦」をモチーフにした宣伝イラスト。農民暦は、農業社会だったころ、台湾で使われていたこよみ、カレンダーみたいなものだったが、今でも広く使われている。農民暦には、その日、何をしていい、何をしていけない、めでたい時間、めでたい方向、何の干支と相性が悪いなどが明記されている。台湾の民間では、結婚式や引っ越しなど、めでたいことをする際、まず農民暦を調べてから行動する人が少なくない。台南市交通局が出した宣伝イラストには、今年の端午の節句である6月14日は、「原地防疫」に相応しいが、「外出移動」をしてはいけないことが明記されている。(写真:フェイスブック台南TODAYより)

来週月曜日6月14日は、旧暦の5月5日に当たり、台湾の三大節句の一つである端午の節句で、国定休日です。台湾はきょう6月12日から三連休に入りました。例年なら連休を利用して帰省する人が少なくなかったですが、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、蔡英文・総統を初め、各地方自治体や台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」なども帰省せず、今いるところで端午の節句を過ごすよう呼びかけています。

と申しますのは、感染状況が比較的深刻な北部・台北市、新北市では、感染者のうち、およそ40%は家庭内感染によるもの、基隆市では60%が家庭内感染によるものですから。もう一つ、無症状の若者が北部から南部に帰省し、ウイルスを南部に持って帰ったケースも少なくないからです。

台北市と新北市の市長は、連休に帰省せず、今いるところで端午の節句を迎えるよう呼びかけると共に、家に住んでいる人に対しても、家族とソーシャルディスタンスを保ち、食事を共にせず、食器を共用しないよう呼びかけています。

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政府と各地方自治体が打ち出した端午の節句連休の防疫対策のうち、特に注目を集めたのは、南部・台南市交通局が出した「農民暦」をモチーフにした宣伝イラストです。農民暦は、農業社会だったころ、台湾で使われていたこよみ、カレンダーみたいなものです。今でも広く使われています。この農民暦には、その日、何をしていい、何をしていけない、めでたい時間、めでたい方向、何の干支と相性が悪いなどが明記されています。台湾の民間では、結婚式や引っ越しなど、めでたいことをする際、まず農民暦を調べてから行動する人が少なくありません。一冊にまとめたものもあれば、日めくりカレンダーに記載されているものもあります

台南市交通局が出した、端午の節句連休に帰省をしないよう呼びかける農民暦は、一枚の日めくりカレンダーになっています。日付はもちろん、6月14日です。縦の長方形です。一番上のほうから紹介してまいりますと、漢字11文字あります。「端午在家防疫避邪保平安」。この11文字は、「端午の節句、家にいて感染症を防止、厄から逃れ、平安を保つ」という意味です。

このカレンダーの真ん中は、日付です。左側は旧暦、真ん中は14日、月曜日、右側は6月のほかに、「していいこと」を意味する便宜の「宜」と言う字が大きく書かれています。6月14日に何をしていいかといいますと、「原地防疫」。今いるところで防疫対策を徹底することです。この「宜」と言う字の下に、「してはいけないこと」を意味する「忌」と言う字が大きく書かれています。何をしてはいけないかといいますと、「外出移動」です。

日めくりカレンダーの真ん中にある「14」という大きな数字の下に、「必要がなければ、帰省しないで、今いるところに残って外出を控える」という文字もあります。

そしてその下に、正確な防疫観念が印刷されています。「市民の健康を保つため、現在他の県と市に住んでいる台南市民に呼びかけたい。端午の節句の連休に長距離の公共交通機関の利用を控えること、今住んでいるところに残って外出の回数を減らすことを。これは台南まで帰ってくることより安全だから」という内容です。

正確な防疫観念の欄の下にはスローガンが書かれています。

「不返郷(帰省せず)、不群聚(集会せず)、不移動(移動せず)、多宅配(宅配を多く利用しよう)」

台南市交通局は、この農民暦版宣伝イラストを使って年長者に、今年、端午の節句の帰省はタブーだよ、ということを伝えようとすると共に、おじいさん、おばあさんを通して若者に対して帰省を自粛するよう促しています。

台湾のネットユーザーは、この農民暦版宣伝イラストのことを、「2021年最強の農民暦」、「おじいさん、おばあさん、お孫さん、みんな分る」と評価しながらも、「この日めくりカレンダー、いつ撤去できるか」と問いかけ、感染症がいつ終息できるかについても懸念を示しました。

 

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